街並みが良くなれば、暮らすのが楽しい+想像力も向上=日本の活力が増す。(五反田駅前・旧ソニー通りを例に)
よくある日本の灰色な風景…ここは五反田駅前の旧ソニー通り(八ツ山通り)です。どこにでもある日本の景色… お世辞にも美しさとは程遠いこの日常の景観。このような雑多な街並みをどう調理すれば街が生き返るか、しかもコストをあまりかけずに。そんなことをちょっと考えてみました。
①奥に見える歩道橋の水色を、深緑色に変える。→景観に落ち着きが生まれる。
②街路樹を増やす。できれば外苑前並みの銀杏、もしくはケヤキにする。→街に潤いが生まれ、四季の移ろいを楽しめる。また夏には木陰になる。
③街灯をもっとカッコ良くする。→なぜか日本の街灯の多くは「とってもダサい!」。ガス灯的なものでもよし、江戸風でもよし。ただできればオレンジに光るLEDで、街灯の色彩も原色をやめ、落ち着いた色合いに。
④点字ブロックを茶系統の色彩にする。
⑤看板規制→原色は基本禁止。
⑥信号のポールの色彩はこげ茶色・もしくは深緑にする。
⑦ごみを出せるのは基本当日のみ(もしくは前日の夜から)にする。
これだけで、この雑多で魅力的でない街並み(通り)は劇的に良くなるのではないでしょうか。これは都会だけではありません。地方都市の駅前・中心地や、小売店が集中する雑多な大通りにも当てはまると思います。
経済一辺倒だった日本。そろそろ芸術文化的な要素に価値の比重を置いても良いのではないでしょうか。そうすれば、活力が、想像力がさらに増していくはず、そう思っています。