【訪日外国人誘致&観光立国&東京五輪】 もっと世界の東京へ。アジアを代表するカッコイイ世界都市に!

2020年東京五輪の目抜き通り「新虎通り」交差点にある株式会社室町屋の代表が、16年に及ぶ「広報・PR」の仕事や若い頃暮らしたカナダで培った知識や体験を元に、東京五輪に向けた観光PR、訪日外国人観光客招致、景観論、社会論などを提案します。趣味の作詞も発表しています!

日本の一般的なマンションの住居環境 (Quality of Life) を向上させるための3つの改革 (不動産販売会社へ提案)

世界の多くの人が「日本の家はウサギ小屋」と未だに思っています。また実際に日本に住む外国人からも同じような意見を聞きます。(半ばあきらめ気味に)狭くてもグローバルな視点を取り入れて、住居環境のインフラ(Quality of Life) を良くしていくことは可能だと思います。今回はそれを提案してみたいと思います。

 

まず一般的なマンション(例:3~4LDK)を例にとってみたいと思います。海外の間取りを見ていると夢がどんどん広がるのですが、日本の一般的なマンションって、どこも同じような間取りでつまらないんですよね…。と言う点はさておき、私が提案したい基本的な改善点は以下の3つです。これだけ変われば、日本のQuality of Lifeは抜本的に良くなるはずです。そしてこれらは、在日外国人が日本の住居に対して常に感じている問題でもあります。

 

≪①寝室専用のバスルームを設ける≫

家族4人でもお風呂とトイレが一つのみ、というマンション(家も)が殆どだと思います。例えば朝、誰かがトイレに入っていればその他の人は我慢しなければならない。 実は日本から外に目を向ければ、2つ以上バスルーム(風呂とトイレ)がある所が殆どです。(欧米では一人に一つのバスルームという考え方が一般的です。中国や韓国の中流家庭でも2つ以上が多いのです。)日本でも、一般的なマンションに2つトイレと風呂・洗面スペースがあれば、生活がゆったりとするでしょう。とはいえ、ただでさえ狭い日本のマンション。どうしたらよいのでしょうか。

私の案は、一般的な日本式のお風呂とトイレ(セパレート)は若干狭くしつつも大体そのまま。そして新たに寝室専用のトイレとシャワーブース&洗面台のスペースを設けます。(寝室用の風呂は、シャワーのみ。)トイレと洗面台も同じ個室内にし、西洋式にして寝室から直接行けるようにします。(所謂ワンルームマンションの安普請なユニットではありません。)それならそんなにスペースを取りませんし、普段お風呂に入る時には、メインのお風呂に入り、朝ササッとリフレッシュするときは寝室専用のシャワーで済ませたり、色々な応用が効きます。シューズ部屋を設けるぐらいであれば、こっちにスペースを割いた方が生活度数はアップします。このプライベート感覚、慣れればかなり受けるのではないかと思います。(日本はドラッグストア大すきな国ですしね。)

 

≪②床暖房は全室に≫

昨今の日本のマンションは床暖が設置されていますが、なぜかリビングルームのみ。なので各部屋や廊下などは寒いままで、エアコンにたよるのみです。この際、基本全館暖房にして、各部屋ごとで調整できるようにできればよいと思います。冬でも生活は活発になるはずです。もしくは、海外のアパートメントによくあるシステムですが、マンション全館で一括床暖(温水暖房システム)でも良いと思います。より効率的ですし、結果的に電気代も安くなりそうです。

 

≪③バルコニーの面接を広く取り、朝食を取れるぐらいの空間にする≫

ベランダや申し訳ないぐらいのバルコニー。洗濯物を干して、あとは放置か物置という方が多いのではないでしょうか。広めのバルコニーがあれば、部屋の延長になる訳です。テーブルとチェアを置いて、爽やかな季節はそこでみんなで食事をすれば気持ちいいですし、植木を置いたり、夜はちょっとお酒を飲んだりも。様ざまな個性と形によって、生活に潤いを提供するスペースになっていくでしょう。

 

如何でしょうか。平均的な日本人の衣食住の中で、唯一未熟なままなのが「住」の部分です。私はこのエリアこそが、質のある生活、よりよい文化を作っていくエッセンスであり、これからのビジネスの商機なのではないかと思っています。