【訪日外国人誘致&観光立国&東京五輪】 もっと世界の東京へ。アジアを代表するカッコイイ世界都市に!

2020年東京五輪の目抜き通り「新虎通り」交差点にある株式会社室町屋の代表が、16年に及ぶ「広報・PR」の仕事や若い頃暮らしたカナダで培った知識や体験を元に、東京五輪に向けた観光PR、訪日外国人観光客招致、景観論、社会論などを提案します。趣味の作詞も発表しています!

日本も、デザイン性の軽視から、デザイン性重視へと変化させていく時代に差し掛かっているのではないか。

オランダでは、公共の建物に関して、建築費の5%程をアート作品やデザインに充てなければならないというルールがあるそうです。新しいデザイナーがどんどん育って行くような土壌が整っています。

■例えばこれは図書館内…新しいコンセプトデザインに真のクールさを感じてしまいます。そしてその下は何と病院です。こういうfunな文化だったら、病気も早く治るような気もします(談)。

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■世界のハブ・オランダスキポール国際空港

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■右は図書館。左はダッチデザインの輸出版(→NY)です。

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参照:ilikeyuzulemon(Naver News)

さて日本はどうでしょうか。いつまで砂漠のような、また灰色のような「とりあえず建てました的な」施設を作り続けるのでしょうか。シカクにはシカク、そこにマルやサンカクは混合されない。そこにアートや多様性があるでしょうか。文化が芽生えるでしょうか。浅草のアサヒビールのビルを建てた国です。要素は揃っています。そろそろ国を挙げて、デザイン文化を活性させて行く時代に着地しているのではないでしょうか。ただ一つ重要な事、それはデザインを重視する場合、某大御所のお高いデザイナーや建築家ばかりを多用するのではなく、新しい、そして若い(デザインという意味で)人材を採用することです。日本の所謂「権威主義的な文化行程」から脱却し、開かれたカルチャーを作って行く、行政はその縁の下の力持ちになるべきではないかと思います

考えてみると、世界の主要人が揃う場面でも(例えば日本の文化を世界へ発信させるようなレセプションやイベント)、海外の人たちは女性も多く、男性もストライプのワイドオープンな派手目のシャツにトレンドを意識したスーツなどを着用した人たちも多く見受けられますが、日本の場合は大体が昭和的なおじさんか、もしくはその魂が遺伝しているような姿勢の悪い男性(失礼!)が、体系にマッチしない、デザインも色彩もダサい保守的なスーツを着用していますね。そして彼らの口から「クールジャパンが~」なんて発信させてしまっているこの現実…。そんなだったら羽織袴の方が断然かっこいい。ファッション的な要素は国力という観点でも重要です。だからこそ、そのような状況を垣間見てしまうと、もう黙っていられない…そんな気分になってしまいます。(私は末端なので、そんな彼らに直接アドバイスできる立場ではないので、ちょっと悔しい所です。)

地震の多い日本は、建物を作る場合、基礎や鉄骨にお金が非常にかかる国ですが、デザインという色気や遊び心も重要な経済側面となっている昨今、オランダの、公共の建物に関して建築費の5%程をアート作品やデザインに充てなければならないという手法はぜひとも見習いたいですね!