街灯一つで街並みや景観が変わる。雰囲気のある街づくりへ。(これもCool Japanへの一歩に)
「街路樹や街灯が街のブランド価値を決める」といっても過言ではありません。ということを何度も本ブログにて強調しておりますが、今回もその内容です。
先日犬の散歩で日比谷公園(図書館)脇を通りました。その際に「おっ、いいな」と思った景色を発見しました。灯りが温かさを生み、秋の風情がほんのりと伝わってくる光景です。散歩をしていても、インスピレーションが湧いてくるような、そんな雰囲気です。
、
もう一つ、普通の寂れた商店街の写真を。
好みもありますが、どちらの通りを散歩したくなるかは一目瞭然です。同じ道なのに、こうも雰囲気が変わってしまう。この商店街で詩を作りたくなるでしょうか。文学が発生するでしょうか。散歩して四季を感じることができるでしょうか。自然が枯渇した、都市の砂漠になっていないでしょうか。
地方も含め、街・商店街の活性化が叫ばれて数十年経っていますが、店ばかりではなく、街の景観や外観、そのセンス(感性)やブランディングに注意を図っている方たちはどれほどいるのでしょうか。例えば統一感のない看板、原色を使いすぎる街並み、樹木がないため潤いに欠ける道路、どれも今までの日本にはあまりに重要視されなかった項目です。
例えば上記の商店街の写真。左右のグリーンカラーは見やすさや分かりやすさを強調するために色付けをしているかと思いますが、もう少し深緑や淡いブラウンにすることはできないのだろうか。もしくはその辺りのリサーチはしたことがあるのだろうか。やみくもに決めていないだろうか…。
街灯(+街路樹)一つで街並みや景観がガラッと変わる。これからの東京・日本は、この辺りの感性にももう少し気を配って行きたい所です。