【前編】2020年の東京五輪に向けた「東京都観光ボランティア」公式ユニフォームがダサすぎる!「NOT COOL」な非常事態!
最近の話したい話題は、「タマキ フジエ(TAMAKI FUJIE)」のデザイナー藤江珠希さんがデザインした、東京都観光ボランティアのユニフォーム。
先日東京都庁で行われた「舛添知事 定例記者会見」で、「おもてなし東京」というロゴが入ったメンズ、ウィメンズの2種類が初披露されました。2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向け、観光ボランティア活動を通じて外国人旅行者に東京の魅力を外国語で紹介する「街なか観光案内」のボランティアスタッフが着用するものです。ところが…、披露されたのがこのデザイン・・・
開いた口が塞がりません。酷すぎる!
この超ダサい、できれば外国人に見てもらいたくもないこのユニフォームをデザインされたのは、藤江珠希さんというデザイナー。サイトを見ると、このユニフォームとは正反対、とってもグローバルでかっこいい、エッジの効いたデザインを数多く発表されています。しかもデザインの留学もされ、世界で活躍されいる方。
そんな素晴らしいデザインをされる藤江さんがなぜこんなユニフォームを!?
私なりに怒り心頭な点、おかしいと思う点を整理してみました。
■英語のフォントがまず本当にダサすぎる。
■日本語のフォントも、外国のエセ日本料理店で見るようなダサフォント。
■日の丸でアピールする時代は古すぎる!(しかも多すぎてデザインのピントがボケてしまっている)
■このブルーは決して美しいブルーではないし、夏の季節に映えない。(できればSAMURAI BLUEの青にしてほしかった)
■「i」はinformationを表しているのであろうが、これだけでは意味不明。であれば、「Question?」「Need Help?」「May I Help You?」など一言入れた方がよい。
■「OMOTENASHI」は外国人には全く意味が分からずで、日本人の内輪の自己満足に過ぎない。グローバル言語である英語での表現に変更すべき。
■ネクタイとチョッキ風デザインが暑くるしいし、デザインがしつこすぎる。
■ネクタイの結び目にある日の丸がバカっぽい。
と、ここまで「怒り」の延長で語ってしまいましたが、もしかすると藤江さん、当初はかっこいいデザイン案を多数用意されていたんだけど、ダサいくせに権力だけはあり、偉ぶっているオッチャン、クリエイティビティがゼロの都庁や選考委員のバーコードなオッチャン、考え方が化石で救いようのないほど新しい価値観や考えを受け入れることができないオッチャン、やたら正義ぶっていてどこかPTAチック、男尊女卑の下僕のようなダサいオバチャンたちが口出ししまくって、結果、藤江さんの本当の価値観や意志に反して泣く泣くこのようなデザインになってしまった…。と、信じるしかありません。
こんなんじゃ、「クールジャパン」なんて、口が裂けても言えない!日本(の役所)って、何年経っても全然進化していないんですね。生存競争の激しい民間は、何とかクリエイティビティの進化を遂げてグローバルな環境で生き抜こうと日々進化し続けているのに。究極に残念無念です。
こんなデザインがデフォなのでは、東京を世界に誇ることができません。う~ん、本当に残念!こんなのが世界の誇るTOKYOとは。
注:モデルさんの笑顔と凛々しさは素敵です。そこだけが救いです。