【訪日外国人誘致&観光立国&東京五輪】 もっと世界の東京へ。アジアを代表するカッコイイ世界都市に!

2020年東京五輪の目抜き通り「新虎通り」交差点にある株式会社室町屋の代表が、16年に及ぶ「広報・PR」の仕事や若い頃暮らしたカナダで培った知識や体験を元に、東京五輪に向けた観光PR、訪日外国人観光客招致、景観論、社会論などを提案します。趣味の作詞も発表しています!

銀座通りのブランディングについて思うこと。(&日産ギャラリー解体作業を覆う壁にアートを!)

ご存知の方も多いと思いますが、現在の銀座通りは、残念なことに今までで一番つまらない状態です。まず松坂屋は工事、日産ギャラリー伊東屋も工事、カルティエのビル、明治屋ビルも工事…閉店でシャッターを閉じた路面店や、解体を待つ中小ビルも多く、シャッター街のようです。(おまけに数寄屋橋阪急も空き地となりましたね。)また華やかな通りになるまで、あと数年は我慢でしょうか。

さて、銀座4丁目の交差点の日産ギャラリーも新しい文化の拠点に向けて解体工事に入っています。覆っている壁がかなりの圧迫感で無機質な感じです。

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この白壁を、アートで覆うのは如何でしょうか。著名な方ですとコストがかかるため、ここは無名の多数のアーティストを応援すべく、「華やかな銀座」をテーマに公募をし、この無機質な壁をアートで演出するのです。アートは優雅さを基本に、和風でも西洋風でも。そうすれば世界の銀座の交差点が、工事中でももっと銀座らしく文化的に華やぐのではないでしょうか。例え短期間だとしても。

最近の銀座通りは、ビルが相続などで小さくなってきているのもあるのでしょうけど、日々新宿化しています。原色使いの派手な看板、店の外まで聞こえる安売り連呼の怒鳴り声…、どんどんゴチャゴチャした街並みになってきており、銀座が劣化してきています。これだったら銀座まで行かなくても、新宿3丁目界隈で買い物しても変わらない…。むしろその方が楽しいかも、なんて思ってしまうほどです。

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因みに銀座通りの新しい街灯も、私は銀座のブランド価値にマッチしていないと思っています。(時すでに遅しですが。)これが新宿や渋谷、大阪の御堂筋だったらよいと思いますが、銀座通りにはもっと人々が期待し夢を抱いているような「銀座ブランド」をくみ取るべく、その価値を底上げさせる「しっとりした雰囲気の街灯」がよかったのではないかと思っています。「新しき」のみならず「古き」の良さもうまく発展させていくようなコンセプトの街灯を。

銀座通りは地権者や商店組合の力も強いと思います。世界の多くの観光客が必ず立ち寄り、アジア各国の方にとってはアジア版NY5番街でもある銀座通り。世代交代も始まっている昨今、オリンピックに向けて銀座通りの価値をもっと向上させていくには、個々が勝手に色々なオリジナルカラーを作ってしまう前に、「包括的なブランディング活動に基づいたガイドライン作り」といった主体的な街づくり活動も必要なのかもしれません。

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