羽田空港国際線ターミナル、多言語化へ向けてもう少しの努力を!
この写真、浜松町でも日暮里でもありません。日本の玄関、羽田空港の国際線ターミナルです。
この蕎麦屋さん(大江戸そば)、日本人以外の客を欲していないのか、日本語以外の表示がゼロ。英語表示もないので、どんなお店がが分からず、外国人のほとんどは素通りか、興味深く外から見つめるものの、結局中には入らず・・・。
せっかく高い賃料を払って、ここに日本語のみで店舗を構えるのは非常に「もったいない!」ことなので、ぜひ英語併記をお願いしたい所です。
このような例は羽田国際線ターミナルの至るところに存在します。カフェレストランにある卓上メニューは日本語オンリーですし、トイレに貼ってある警視庁の注意書き「持ち物に注意」、さらにはトイレの清掃を担当されている方のメッセージと名前まで、全て日本語のみです。
さらにバス乗り場カウンターは、バイリンガル表示・バイリンガルスタッフがいるものの、肝心の電光掲示板(受付の後ろ)は、まだまだ日本語が分からない人にとってはまだまだアンフレンドリーな状況。(日本語メインで、英語→中国語→ハングルと表示が変化して行くのですが、速度が非常に遅く、次の表示まで待っていられない、もしくは英語で記載されていないと思い込んで諦めてしまう方もちらほら…)日本語と英語の二重表記にするか、海外にあるように、日本語と英語が左から右に流れるようなシステムにしたようがよいのではないかと思ってしまいます。
また京急の電車にも問題があります。新型車両では日本語と英語のアナウンスが標準化されている車両もありますが、機械アナウンスや電光の表示ガイドがなく、日本語で車掌さんがアナウンスするだけの車両も多々存在します。しかも品川と羽田を結ぶ空港への直通電車だったり。これではどこの駅で降りるのか、次の駅はどこか、どっちのターミナルで下車すればよいのか、外国人にとっては全く分からない状況です。(京急の機会アナウンスによる英語の発音は素晴らしいのに…、もったいない。)
色々突っ込みどころ満載ではあるのですが、日本人が気付かないこのような点にももっと気を配っていけるとよいなと思います。